【S18最終405位 レート2010】ホウオウラッシャサイクル【ポケモンSVシングル】(レンタル有り)

 

皆さんはじめまして、けむりと申します。ポケモンSVランクバトルシーズン18、お疲れさまでした。

 

 

ひとまず目標としてたレート2000を達成したので記念に構築記事を投稿したいと思います。

使用した構築はホウオウとヘイラッシャが軸のサイクル構築です。

【構築コンセプト】

・ヘイラッシャのあくびやモロバレルの胞子と脱出パックによってサイクルを回しながら対戦テンポをとりつつ試合を優位に運ぶ

 

・チョッキやブーツの型のホウオウを想定した相手の動きに鉢巻の高火力を押し付け、相手のサイクルを崩す。

 

 

【構築経緯】

レギュFから使い慣れていた残飯とあくびによる対面操作のヘイラッシャを使いたいと思い、そこから相性の良い禁伝を探してホウオウにたどり着いた。

 

ホウオウは[厚底ブーツ][突撃チョッキ]が約8割を占め、圧倒的な特殊耐久と聖なる炎によるやけどで両受けができ、受け構築などでの採用が目立っているが、想定外の火力を押し付けれる【拘り鉢巻】を持たせたいと考えた。

 

ヘイラッシャのあくびによる対面操作をした後の特殊方面での崩しの役割を持つポケモンを考えた際に、禁伝使用率1位のコライドンに対して上から殴れたり、鉢巻を持ったコライドンやカイリューにほとんどの場合で後投げができるハバタクカミを採用した。

 

 

 

基本選出

 

上記3匹ではきつい要素として、

 

・ミライドン

 

・黒バドレックス

 

グライオン

 

・キョジオーン

 

などが挙げられた。

 

ホウオウの電気テラスを含めてミライドンに流星群を打たせる立ち回りをすることでサイクルが回せて優位に動けるHDモロバレルグライオンや流行りの霊テラスキョジオーン、受け等にも汎用性を落とすことなく対策できるスカーフ一撃ウーラオスそして約7割ほどの場合で後出しから黒バドに勝て、ついでに苦手なキョジオーンとグライオンにも強く出れるチョッキガチグマを採用して構築が完成した。

 

 

 

 

【個体解説】

ホウオウ@拘り鉢巻

特性 再生力

ラスタル

207(204)-200(252+)-110-×-174-117(52)

聖なる炎/ブレイブバード/地震/テラバースト

 

努力値の調整はおしんさんのものと同じです。

 

 

構築のエース。ほとんどの場合で初手出しをすることが多く、不利対面や相手にステロ撒きがいたら積極的にテラルタルを切って殴りにいき、再生力を活かして余裕を持って一発や二発殴って引く。引き先はヘイラッシャやモロバレルが多かった。

 

技構成は一致技で高火力に加え、50%で相手の物理技を使うポケモンを機能停止にできる聖なる炎、威力120で命中安定の一致高打点技であるブレイブバードは確定。そしてミライドンやキョジオーンなどに殴りにいける地震、高耐久の水ポケモンなどを崩しに行けるテラバーストを採用した。

 

まず、ほとんどの禁伝に対して不利を取らないことがとても偉かった。タイプ相性上ミライドン、カイオーガに弱いが、テラスタルを切ることによって難なく対処できた。

特に対ミライドンに電気テラスを切り、モロバレルとのW再生力コンビでぐるぐる回すことでミライドンに流星群を打たせる立ち回りが出来てとても強かった。また、初手パオジアンと対面した際、相手の電気テラバーストに合わせてこちらもテラスを切り、聖炎で襷ごと貫通して3対2の状況が作れたり、ハバタクカミの電磁波などもテラスで無効化し、同じく聖炎で襷ごと貫通するなどの場面が多く、本当に電気テラスが正解だったと思う。最初は草テラスにしていたが、草は弱点が多く個人的にサイクルを回すのが難しいと感じた

また、鉢巻にすることで、ホウオウ対策とされている原種ガチグマの後出しを許さなかったり、火傷などで少し削れたところをブレイブバードで倒せたりしたので、対策を逆に刈れて強かった。

 

 

ヘイラッシャ@食べ残し

特性 天然

ラスタル

257(252)-120-183(252+)-×-86(4)-36

守る/あくび/ボディプレス/地割れ

※Sは最遅で使っています

コライドン、パオジアン、カイリュー、ウーラオス等の物理受けと、あくびによる対面操作の役割を主に担った。

物理ポケモンは大体このポケモンで止まるのは勿論、特殊技も一発は耐え、そこからあくびを連打し続け残飯で回復していく動きがやはり今シーズンも強かった。だが鉢巻コライドンや鉢巻カイリューなども多く、それらはヘイラッシャをもってしても受けまわすのは困難だったため、そこはハバタクカミに一任してた。

最初は地割れをウェーブタックルにしていたが、基本選出で受けを崩す手段が乏しかったので、潜るのをやめる2日前で急遽地割れを採用した。受けへの崩しの手段が増えただけでなく、ほぼ負けの試合でも強引に勝ち筋を作りだしてくれた。

最初はゴツメを持たせて眠るを採用した型を使っていたが、個人的にターン管理が難しくて扱いずらかったので、使い慣れてる残飯守る型に変更した。

ラスタルは最初は飛行の一貫を切る目的で鋼にしていた。カイリューランドロスの飛行テラバーストを受けれたり、ガチグマのノーマル技を1ターン半減で受けれたりと、そこそこ有用性はあったが、テラスタルを切った後に本来の役割対象であるコライドンやウーラオスに不利をとってしまうのと、コライドンやカイリューの鉢巻逆鱗で破壊されることも少なくなかったので、タイプをフェアリーに変更したが、その後にテラスを切る場面はほとんどなかったので、テラスは鋼のほうがもしかしたら良いかもしれない。また、ゴチルゼルにキャッチされてそのまま負ける試合もあったため、かげふみを抜けれる霊テラスなどでも良いのではないかと思った(さすがにやりすぎかもしれない)。

ボディプレスはパオジアンの処理速度を速める意識で採用した。零度に当たらないよう祈るしかない。

欠点としては、あくびで相手に行動を促すため、どうしても毎ターンまもる、あくび、交換の択になってしまう。相手が攻撃してきそうだったらまもるを押さないといけないため、そこは扱うのが少し難しいのかもしれない。

 

 

ハバタクカミ@拘り眼鏡

特性 古代活性

ラスタル

131(4)-×-75-187(252)-155-205(252+)

ムーンフォース/シャドーボール/パワージェム/滅びの歌

 

特殊エース。コライドンに対して圧力をかける役割を果たした。ヘイラッシャのあくびやモロバレルリーフストームからの脱出パックから安全に着地し、眼鏡の火力を押し付けるのが強かった。

また、初手にホウオウと鉢巻カイリューやコライドンが対面して逆鱗を打たれたらホウオウが中乱数で落ちるのでそれを透かせたり、環境中盤から流行った空元気カイリューなどの技を透かせるのが一番偉かった。特にママンボウと組まれているコライドンは体感ほとんどが鉢巻なので、コライドンとホウオウが対面した瞬間にハバタクカミに引いて逆鱗を透かしていた。

滅びの歌もヘイラッシャの守ると合わせることで最後の一体を強引に処理する動きもできたので採用してよかったと思う。

 

 

悪ウーラオス@拘りスカーフ

特性 不可視の拳

ラスタル

175-200(252+)-121(4)-×-80-149(252)

暗黒強打/インファイト/アイアンヘッド/とんぼがえり

 

グライオンに強いかつそれ以外の構築にも自然と選出できる枠として採用した。

 

グライオン入りにはほぼほぼ選出しており、それ以外には受け構築などに選出していることが多かった。グライオンとよく組合わされているママンボウなどにも暗黒強打で結構押していけるのでそのまま相手のサイクルを崩せることも多かった。また、水で使うとコライドン軸に入っているグライオンを崩せないんじゃないかと思い、悪で運用した。

 

準速でこだわりスカーフを持たせることにより、s実数値が最速黒バドより1上回るため、テラスを切っておらずスカーフを持っていないバドに対して上から殴れることもあったが、大抵はテラスを切られたりスカーフを持っていたりして返り討ちにあうので黒バド対策としてはおすすめできない。

 

最初はアイアンヘッドの枠をふいうちにしていたが、受けポケモンのフェアリーテラスなどが多く、そこへの打点が必要な場面が多かったためアイアンヘッドに変更した。上から怯みが押し付けられるのも強かったので、結果的によかった。そしてふいうちは何故か一回も必要な場面がなかった。

 

モロバレル@脱出パック

特性 再生力

ラスタル

221(252)-×-90-106(4)-145(252+)-31

クリアスモッグ/リーフストーム/キノコの胞子/光合成

※Sは最遅で使っています

ミライドンに対してホウオウの電気テラスだけでは物足りなかったのと、カイオーガにも強く出れる枠が欲しかったので採用した。

クッションとしてだけでなく、リーフストームで対面操作を行うことができ、キノコの胞子で相手を寝かせて裏の攻めポケモンを安全に着地する動きができたのも強かった。

特に今期はキラフロルやオオニューラの毒びし展開が多く見受けられたので、毒びしを回収する枠としても選出していた。

 

ミライドン軸に対してはほとんど選出していた。どこかのタイミングで電テラホウオウで聖炎を打ちミライドンを燃やし、あとはモロバレルとホウオウの再生力を活かしてぐるぐる交換していくだけでやけどのダメージで一方的に削っていく動きがとても強かった。エレキフィールドを展開されているので胞子による眠りはないが、光合成で粘り、フィールドが切れるタイミングでリーフストームや胞子を打って有利対面を作る動きもとれた。また、クリアスモッグも瞑想ミライドンに対して強く出れたが、流星群のタイミングに打ってしまうと相手のCダウンをなくしてしまうので、打つタイミングは考えなくてはならない。氷テラスは裏にホウオウがいるのでほとんど切られることは無かった。

 

ラスタルはコライドンや白バドなどの攻撃を一発耐えて胞子で眠らせるために切ることが多かった。

注意点としては、Bに一切降ってないため、物理相手にはそこまで安心できない。高火力の等倍物理技で一撃で倒されることもあった。

 

ガチグマ@突撃チョッキ

特性 心眼

ラスタルノーマル

207(148)-×-140-205(252+)-99(108)-72

ブラッドムーン/ハイパーボイス/大地の力/真空波

 

配分は総合耐久を高めるため。これにより黒バドのサイコキネシスなどは2耐えする。

 

黒バドにそこそこやれる枠として採用。この枠はチョッキディンルーだったが、相手のテラスタルからいっつも黒のいななきの養分にされていたので、このガチグマを使ってみたが、7割くらいの黒バドに勝てるついでに、パーティー単位でそこそこ重たかったグライオンやキョジオーンなども対策できたので良かった。

レギュFの時よりは強くないと思っているが、それでもやはり有利対面を取ったときの制圧力は高かった。

 

 

 

【選出や立ち回り】

対コライドン

 

 

この選出が多かった。初手にホウオウを投げ、コライドンと対面した際に、相手がママンボウサイクルだったら即ハバカミ交換(鉢巻が多いため)それ以外だったら基本一発は耐えるため、そのまま突っ込んでいた。相手は聖炎のやけどを嫌がって炎テラスを切ってくることが多いためこちらは地震を選択して初手にコライドンを倒せた試合も多かった。相手にグライオンがいる時はヘイラッシャかハバカミの枠をウーラオスに変えることもあった。

対ミライドン

 

と相手を見て一体決めていた。

立ち回りに関してはおおまか上の個体解説のところに書いてある。しかし眼鏡ミライドンは火力が凄く、ホウオウもバレルも一発は耐えるが、その他のポケモンと合わせて押し切られるような状況もあった。

対黒バド

 

と相手をみて決めていた。

ホウオウはバドのCが上がっていない状態でかつHPほぼMAXの状態なら受け出しできる。眼鏡だと一発耐えるので精一杯なので、ホウオウで黒バドを倒すにはHP管理が重要になってくる。ガチグマはアスビに対して受け出せる。エスパー技も眼鏡じゃなかったら受け出せる。後出しからならノーマルテラスを切れば勝てる。

 

対ザシアン

 

が多かった。ハバカミはザシアン軸に大体カイリューが多かったので、それの対策として選出していた。ホウオウにあからさまに後投げしているカイリューは大体空元気を打ってくる。

ザシアンはホウオウとヘイラッシャがいるので選出されないことも多かった。正直この2体がいるので大分有利ではある。

毒びし展開もいたため、そのときはモロバレルを選出することもあった。

 

ホウオウミラー

 

鉢巻ホウオウはミラーはめちゃくちゃ有利だった。相手の聖炎でやけどすることを嫌い、ホウオウにはテラスを切らない立ち回りをしていた、鉢巻ブレバで相手のホウオウが一撃で倒れたり、耐えられても大体8~9割ほど削れるのでサイクルは大分有利に進められる。

だが相手にステロ撒きがいてテラスを切らなければいけない状況になって、こちら側が聖炎で焼ける展開があったら一気にきつくなる。

電気テラバは相手がテラスを切ることもあるため打たない。

 

 

【重い禁伝ポケモン

テラパゴス

大体ステロや毒びしと組み合わされていて、ホウオウにテラスを切らされる展開が多く、そうなるとテラクラスターがかなり痛い。一発耐えはするが、こちら側は一発で落とせないしかなりきつい。あとステロなくてもメテオビームがあるため普通に勝てない。モロバレルで眠らせようとしても身代わりをはられて瞑想のガン起点にされるし、ウーラオスやハバカミで上から殴ろうとする前にロックカットを積まれて倒される。

勝てるビジョンは相手が眼鏡であるときくらいしかない。

 

 

日ネク

何故か本当に勝てない、テラスを切られて積まれて裏も全部貫かれる。勝てた試合は一撃技あてた時くらいしか記憶にない。普通にカミの眼鏡シャドボ耐えるのバグってる。

 

【重い一般ポケモン

炎ポンはホウオウでテラスを切ってしまったらタイプ上受けれるポケモンがおらず、火力が高すぎて普通にきついです。

岩ポンはホウオウがガン不利な上、カウンターもあるのでほぼ確実に1体は持ってかれます。

ヘイラッシャを使っている関係上こいつに何回か詰まされました。相手のパーティーにいるだけで選出と立ち回りが歪むのできつかったです。

 

【最後に】

ここまで見てくださってありがとうございました。構築記事を書くのは初めてだったため、記事が思ったより長くなり、読みずらかったかもしれません。

最終日に2050を目指していましたが、あまり勝てなかったため撤退しました。次はもっと高みに行くために構築を一新してがんばろうと思います!

レンタルも公開しているので気になったら使ってみてください!

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